消防設備点検資格者の年収は?年収アップのためにできることやキャリアプランを紹介!


皆さん、こんにちは。大阪府堺市を拠点に店舗からオフィス、ビルなどの電気設備工事、空調設備、消防点検・保守・工事を行う松電工舎です。


「消防設備点検資格者とは、どのような資格なのだろうか」 「年収はどのくらい期待できるのか」

消防設備点検資格者について、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。


この記事では、消防設備点検資格者の概要から、具体的な年収、収入を上げるための方法、そして将来のキャリアプランまでを分かりやすく解説します。この資格に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。




■消防設備点検資格者とはどんな資格?



「消防設備点検資格者」とは、その名の通り、消防設備の専門的な点検を行うために不可欠な国家資格です。万が一の火災から人命や財産を守る消防設備の点検は、消防法で厳しく義務付けられています。そのため、この資格を持つ専門家は景気の動向に左右されにくく、常に社会から必要とされる、極めて安定性の高い存在です。


似ている資格に「消防設備士」がありますが、両者は担う役割が明確に分かれています。消防設備士が消防設備の「点検・整備・工事」という幅広い業務を担うのに対し、消防設備点検資格者は、その中核である「点検」業務に特化したスペシャリストです。


その専門分野はさらに3種類に分かれています。スプリンクラーや消火器といった機械系統の設備を扱う「第1種」、自動火災報知設備などの電気系統を担う「第2種」、そして最新の消防システムに対応する「特種」があり、自身のキャリアプランに合わせて専門性を高めていくことができます。


この資格は、一般的な試験に合格するのではなく、講習を通じて取得するのが特徴です。ただし、講習を受けるには、消防設備士や電気工事士といった関連資格の保有や、一定の実務経験などが必要です。


講習では、3日間の集中したカリキュラムを通じて、消防法規から各設備の技術基準、実践的な点検要領まで、プロとして必要な知識を体系的に学びます。最終日の修了考査は、合格率が約94%と非常に高いですが、これは講習内容を真摯に学んだ成果の証です。計画的にスケジュールを確保し、万全の準備で臨みましょう。


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■消防設備点検資格者の平均年収は?



消防設備点検資格者の年収は、消防設備士とほぼ同水準の400万~600万円が一般的な目安です。もちろんこれはスタートラインであり、あなたの経験、スキル、そして勤務先の企業規模によって、収入はさらに向上していきます。


多くの企業では、その専門性を評価する証として資格手当が支給されます。一般的には資格手当は月2,000円から5,000円程度、年間では24,000円から60,000円程度が上乗せされるようなイメージです。


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■消防設備点検資格者が年収アップのためにできること



消防設備点検資格者は、上位資格を取得したり、実務経験を積んだりすることで年収アップを目指すことが可能です。それぞれについて解説します。


・上位資格の取得

最もおすすめなのは、上位資格である「消防設備士(甲種)」の取得です。消防設備点検資格者が「点検のみ」なのに対し、甲種消防設備士は「点検・整備・工事」のすべてを担当できます。対応できる業務範囲が格段に広がるため、より多くの仕事を受注できるようになり、結果として年収アップに直結します。企業によっては、さらに手厚い資格手当が支給されるケースもあります。



・実務経験を積む

さまざまな種類の建物や設備の点検に携わり、実務経験を深めることも収入増につながる確実な方法です。経験を積む過程で「危険物取扱者」や「電気工事士」といった関連資格もあわせて取得すれば、対応できる業務の幅が広がり、自身の市場価値が大幅に向上します。これが、さらなる年収アップへの強力な後押しとなるでしょう。


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■消防設備点検資格者のキャリアパスとは?



消防説点検資格者の主なキャリアパスは、「点検業務のエキスパート」「現場を管理するリーダー」「他分野へのキャリアチェンジ」などがあります。それぞれについて解説します。


・点検業務のエキスパート

消防設備点検資格者は、点検業務の経験を積んでエキスパートを目指すというキャリアパスがあります。さまざまな現場で経験を積むことで専門性を高めることで、より信頼性の高い点検業務のプロフェッショナルとして高い評価を得られるようになるでしょう。


・現場を管理するリーダー

消防設備点検資格者としての経験を積みながら、管理職や指導的な立場を目指すのもキャリアパスのひとつです。たとえば消防設備の点検や報告業務を行う現場技術者や、複数の現場技術者の業務の統括や点検の進捗状況を管理する現場管理、新入社員や若手社員に技術指導や教育を行う立場など、さまざまな役割が考えられます。


・他分野へのキャリアチェンジ

消防設備点検資格者として経験を積みながら、関連分野へのキャリアチェンジを目指すことも可能です。たとえば、消防設備に関する知識や経験を活かし、建設関係や設備関係の企業に転職するのもよいでしょう。ビルメンテナンス会社や防災コンサルタント、消防設備のメーカーなど、消防設備点検資格者の経験は幅広く役立てることが可能です。




■まとめ


消防設備点検資格者の資格は、講習を受講することで取得できるため取得を目指しやすく、幅広く活躍できる資格です。上位資格や関連資格を取得することで点検業務以外にも対応可能な業務範囲を広げることが可能で、キャリアアップやキャリアチェンジも目指せます。また、キャリアアップやキャリアチェンジを目指すことで、収入アップにもつながるでしょう。




■松電工舎では、事業拡大に伴い電気工事士や消防設備士を募集しています!



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弊社では消防設備点検資格者の資格を活かせるのはもちろん、働きながら消防設備士の資格取得を目指すことも可能です。働きやすい環境を整えておりますので、ぜひ一緒に松電工舎で働いてみませんか?



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