電気工事士の年収はいくら?平均年収や年収アップのポイントを紹介!


皆さんこんにちは。大阪府堺市を拠点に、電気設備工事・空調設備工事・防災設備工事を手掛けている松電工舎です。


電気工事の仕事に興味を持っている人の中には、電気工事士の平均年収が気になる人も多いのではないでしょうか。平均年収や地域ごとの年収を知っておくことで、キャリア形成のポイントになるため、とても重要なデータだと言えます。


この記事では、電気工事士の平均年収について、弊社が拠点を構える関西エリアの年収と照らし合わせてご紹介します。併せて、年収をアップさせる秘訣についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。




■電気工事士の平均年収は?


求人ボックスが発表しているデータによると、全国の電気工事士の平均年収はおよそ419万円となっています。日本全体の平均年収はおよそ400万円であり、電気工事士の年収は全体に比べ高いことが分かります。


この数値は地域によって大きく異なり、最も平均が高いのは関東地方です。その中でも、東京都は468万円と関東で最も年収が高くなっています。


一方、年収が最も低いのは鳥取県の326万円であり、東京都よりも142万円低いという調査結果が出ています。同じ仕事であっても、地域によって年収が大きく異なることが分かります。


また、厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果によると、電気工事士の全国平均年収は506.8万円との数値が出ています。調査によって対象や集計方法が異なるほか、見習い・第二種・第一種の各段階などによっても年収が変わって来るのです。年収に影響する要因の詳細については、後ほど詳しく解説します。




■関西エリアでの平均年収を紹介!



求人ボックスのデータでは、関西エリアにおける平均年収は410万円です。エリア内での平均年収の順位は以下の通りです。


1、大阪府 446万円
2、兵庫県 411万円
3、奈良県 409万円
4、滋賀県 405万円
5、京都府 398万円
6、和歌山 391万円


上記の順位から、大阪府の年収が最も多いことが分かります。全国平均の419万円を上回っているのも大阪府のみですが、それほど心配する必要はありません。正社員の給与分布においては、356万円から425万円の水準が最もボリュームが多く、大阪府以外の全ての県も水準に含まれているためです。電気工事士全体の給与幅は、287万円から838万円ととても広くなっています。




■電気工事士の年収に影響する要因とは?


前述したように、電気工事士の年収は地域ごとで大きく異なりますが、年収に影響する要因は地域だけではありません。大きな要因として、主に以下の3つが挙げられます。



・資格の有無

電気工事士の見習いとして働くのと、第二種・第一種電気工事士の資格を持って電気工事を施工するのとでは、年収は大きく変わってきます。見習いは、電気工事士のサポート役として作業を行いますが、実際の電気工事に携わることはできず、年収が低くなります。


第一種は、第二種よりも仕事の幅が広がり作業スキルも上がるため、年収も高まる傾向にあります。電気工事士の年収アップには、第一種電気工事士の資格が必要不可欠と言えるでしょう。



・現場での経験年数

現場での経験年数も、年収に大きく関係する要素のひとつです。現場では熟練された技術が要求される作業も多く、臨機応変な対応が求められます。これにより、経験年数が長くなるにつれ年収も高くなるのです。


平均年収が変化する経験年数は、4年目から5年目・9年目から10年目などのタイミングが多くなっています。月収と賞与のどちらも上がっており、電気工事士の経験年数が技術に直結する実態が分かるデータです。



・現場の規模

電気工事を施工する現場の規模が大きい場合も、年収が高くなっています。規模が大きい現場に携わることができるのは、第一種電気工事士の資格を持つ人物であり、携わる業務の範囲も広がるためです。


また、規模が大きい現場では予算を多く確保しているケースが多く、利益を社員に還元できるため、年収が増える要素となります。




■電気工事士が年収をアップさせる方法



電気工事士として年収をアップさせるには、電気工事士の資格を取得するのはもちろんのこと、さらに差をつけるためにどのような方法を実践すると良いのでしょうか。特に効果が見込まれる方法を3つご紹介します。



・難易度の高い資格を取得する

電気工事士としてのスキルを証明するためには、難易度の高い資格の取得が必須条件です。専門的な技術や知識を持っていると、年収アップを目指せるようになります。


取得したい資格には、第一種電気工事士をはじめとして、電気工事施工管理技士や第三種電気主任技術者(電験三種)などがあります。施工管理技士や電験三種は、電気工事ととても関連が高い資格であり、取得することで任される仕事の幅が広がるほか、資格手当を支給している会社も多いです。


ほかにも、空調管理作業に必要なボイラー技士や、石油などの危険物を扱う危険物取扱者の資格も、電気工事と関連があります。取得しておくと幅広い現場で働けるようになるため、資格取得に向けて積極的に学んでいきましょう。


》電気工事士の次に取るべき資格は何? キャリアアップにおすすめの資格を紹介



・様々な工事の経験を積む

電気工事の作業スピードやスキルは、現場での施工経験が大きくものを言います。特定の現場だけでなく、様々な現場で経験を積むことで、丁寧な仕事や作業スピードの速さなど着実にスキルが形成されるだけでなく、万が一トラブルが発生したときも適切に対応できます。


経験年数が長くなり、こなす仕事が増えたり役職に就いたりすると、給与にも反映され年収アップが期待できるのです。キャリア形成を目指して、幅広い仕事に取り組みましょう。



・条件の良い会社や都市部の会社に転職する

会社を選ぶときは、待遇面に注目することが重要です。年収の相場よりも高い給料体系が整っている・福利厚生が整っているなどの会社は、利益を社員に還元しており、社員が働くモチベーションを長く保てます。現場によって利益率は変わり、規模が大きい施設の工事は利益率が高くなるため、会社選びの段階で給与レベルを確認しましょう。


また、「電気工事士の平均年収は?」の項で解説したように、同じ電気工事士でも、地域によって年収が異なります。地方よりも都市部の方が年収が高い傾向にあり、求人数も多く転職先の選択肢が増えるため、転職を検討するのもひとつの方法です。


》電気工事士におすすめの就職・転職先とは? 会社選びのポイントを紹介!


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■まとめ



電気工事士が年収アップを目指す方法として、資格取得やスキルアップが必要不可欠です。働きながらこれらを実現するためには、バックアップ体制が整っている会社で働くことが近道と言えます。


電気工事士として働きながら年収アップを目指したい方は、松電工舎で一緒に働きませんか。




■松電工舎には電気工事士がライフスタイルに合わせて働ける環境があります!


松電工舎では、店舗やオフィスにおける電気・空調・防災の各設備工事を担当する電気工事士を募集しています。


平日はほぼ残業がなく、原則として土日は休日です。プライベートを重視したい場合は、平日にしっかり働き土日に休める一方で、稼ぎたい方は休日に出勤して平日に休むといった働き方もできるなど、ライフスタイルに合わせて働き方が選べます。


弊社では、これまでに大手商業施設の施工実績もあり、様々な経験を通じてスキルアップが望めます。個人事業主から正社員への採用実績もありますので、個人事業主として働いていた方も大歓迎です。


仕事やキャリアアップに必要な資格および免許の取得支援制度を設けており、かかる費用は全額会社で負担いたします。資格取得後の資格手当もございますので、積極的にチャレンジしてみてください。


電気工事士としてのスキルを高めたい方・年収アップを目指したい方は、まずは弊社までご連絡ください。



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