皆さん、こんにちは。
大阪府堺市を拠点に、店舗からオフィス、ビルなどの電気設備工事、空調設備、消防点検・保守・工事を行う松電工舎です。
ニュースで個室サウナのトラブルを見て、『うちの店の非常ボタンは本当に作動するのだろうか』そう思うことはありませんか? このような不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、ボタンが設置されていても、壁の裏側で配線がつながっておらず、いざという時に音が鳴らないトラブルは珍しくありません。
この記事では、サウナ施設運営者様に向けて、非常ボタンが鳴らない原因や法的な設置ルール、そして今すぐできる点検方法について解説します。 利用者様の命を守るための対策を確認したいオーナー様や管理責任者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
■非常ボタンが鳴らない原因

近年、個室サウナやサロンにおいて、緊急時に利用者が非常ボタンを押してもブザーが鳴らないという重大なトラブルが報告されています。一見すると安全対策が万全に見える施設でも、壁の裏側では配線がつながっていない「形だけの設置」となっているケースがあり、施設管理における大きな死角となっています。
・配線なしの深刻トラブル
個室サウナのような密閉された高温環境では、利用者の体調急変や火災などの異常発生時に、外部へ知らせる通報システムが命綱となります。しかし、設置された押しボタンが送信機や受信機とケーブルで正しく接続されておらず、電源すら入っていない事例が散見されます。
これでは、いざという時に利用者が必死にボタンを押しても、管理室のブザーは鳴動せず、スタッフは異常に気づくことができません。ニュースでも報じられたように、こうした設備不備は最悪の場合、利用者の死亡事故など取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。「機器がついているから安心」ではなく、実際に信号が送られ、音が鳴るかどうかの動作確認が不可欠です。
・内装と設備の連携ミス
なぜ、このような危険な状態が放置されてしまうのでしょうか。その主な原因は、施設を作る際の内装工事と設備工事の連携不足にあります。
おしゃれな空間を演出するために配線を壁の中に隠す際、電気工事業者が配線を通し忘れたり、内装業者が機器を取り付けただけで接続を行わなかったりする「作業の空白」が生まれることがあります。
特に、防災設備と電気設備を別々の業者が担当している場合、「相手がやっているはず」という思い込みから、最終的な接続テストが抜け落ちてしまうのです。こうしたミスを防ぐには、施工段階からの綿密なチェック体制が必要です。
■知っておくべき設置ルール

サウナやサロンの安全を守るためのルールは、一つの法律だけでなく、建物の規模や用途によって複数の決まりが関係しています。正しい知識がないと、知らないうちに「違法状態」になってしまうリスクがあるため、整理して理解しておきましょう。
・消防法と条例の要件
施設運営において混同しやすいのが「消防法」と「公衆浴場法・条例」の違いです。まず消防法では、火災発生を建物全体に知らせる「自動火災報知設備」や、煙や熱を見つける「感知器」の設置が義務付けられています。
一方で、都道府県の条例(公衆浴場法施行条例など)では、浴室や個室内で利用者が気分が悪くなった際にスタッフを呼ぶための「非常用ブザー(非常ボタン)」等の設置が求められる場合があります。
つまり、火災報知器があるからといって、条例で定められた通報装置が不要になるわけではありません。管轄も消防署と保健所で異なるため、両方の基準を漏れなく満たす必要があります。
・個室特有の注意点
個室サウナはプライベートな空間である反面、密室性が高く、緊急時の救助が遅れやすいというリスクがあります。そのため、自治体によっては非常ボタンの設置だけでなく、「外から鍵を開けられる構造」や「中の様子が確認できる小窓の設置」などを指導されるケースがあります。
また、高温多湿なサウナ室内では、一般的な家庭用の呼び出しベルなどではすぐに故障してしまう恐れがあります。確実な動作を維持するためには、耐熱・防水仕様の専用機器を選定し、サウナ室の環境に耐えうる配線工事を行うことが不可欠です。法令違反にならないよう、計画段階でプロに相談することをお勧めします。
■オーナーができる自主点検と法的義務

「自分の店も配線がつながっていないかもしれない」と不安に感じたオーナー様もいらっしゃるでしょう。まずはご自身でチェックできるポイントがありますが、それだけで安心はできません。施設には法令で定められた「義務としての定期点検」も存在するため、自主チェックとプロによる点検の両輪で安全を守る必要があります。
・電源と配線の接続確認
まず確認すべきなのは、非常用通報装置の「電源」です。分電盤(ブレーカー)の中で、ブザーや受信機につながるスイッチが「入(ON)」になっているかを目視でチェックしてください。清掃時や他の工事の際に誤って「切(OFF)」にされたまま、戻し忘れられているケースがあります。
また、受信機や表示盤の電源ランプが点灯しているかも重要です。もしランプが消えている場合、コンセントが抜けているか、内部の配線が外れている可能性があります。ただし、目視で見えない壁裏や天井裏の配線劣化までは確認できないため、あくまで簡易的なチェックと捉え、不安な点は専門家に相談しましょう。
・実際の鳴動テストと定期点検
最も確実な確認方法は、実際にサウナ室で非常ボタンを押して警報音が鳴るかテストすることです。営業開始前などを利用し、スタッフ間で連携して動作確認を行ってください。 また、自動火災報知設備などの消防用設備等は、消防法により半年に1回の機器点検と1年に1回の総合点検、そして消防署への結果報告が義務付けられています。
非常ベルなどの通報装置も、このタイミングに合わせて消防設備士などの有資格者に点検してもらうことが重要です。法令順守はもちろん、万が一の事故発生時に「適切な管理を行っていた」という証明にもなるため、定期的なプロによる点検を欠かさないようにしましょう。
■「施工の死角」をなくす一括対応

安全なサウナを作るには、電気と防災の「境界線」をなくすことが不可欠です。別々の業者に頼むと起きがちな「連絡ミス」や「責任の曖昧さ」は、重大な事故の引き金になりかねません。配線のプロと防災のプロが社内で連携できる会社を選ぶことが、最も確実なリスク回避策(解決策)です。
・連携ミスによる事故を未然に防ぐ
通常、建設現場では「電気工事」と「消防設備」の業者が分かれているため、互いの作業範囲の隙間で「つなぎ忘れ」等のミスが起こりやすくなります。「相手がやったはず」という思い込みが、あの悲劇を生んだ要因の一つです。
しかし、一社で両方を完結できる体制なら、設計から最終テストまで一つのチームで動きます。「配線は完了したか」「電源は入ったか」を社内で確実に共有できるため、ヒューマンエラーを極限まで減らし、オーナー様に「完全な安心」を提供できます。窓口が一つになることで、連絡の手間が省けるのも大きなメリットです。
・サウナ環境に強い技術者の視点
サウナ室は、一般的な部屋とは異なり「高温・多湿」という過酷な環境です。ただブザーをつけるだけでなく、熱でケーブルが溶けないか、湿気で機器が誤作動しないかといった、専門的な知識が求められます。 電気工事士の技術と、消防設備士の法的な知識を併せ持つ「ダブルライセンス」の技術者なら、サウナ特有のリスクを熟知しています。法律を守るだけでなく、実際の運用環境に耐えうる耐久性の高い施工を行うことで、長期間にわたる安全を支えます。
■まとめ

サウナブームにより個室店舗が増える一方で、設備の不備によるトラブルリスクも高まっています。特に「非常ボタンが鳴らない」という事態は、利用者様の命を危険に晒すだけでなく、施設の信用を一瞬で失うことにもなりかねません。
オーナー様による日常点検も重要ですが、壁の裏側の配線状況や、法的な設置基準を正確に見極めるには専門家の目が必要です。「もしかして」と少しでも不安を感じたら、先延ばしにせずプロの診断を受けましょう。 松電工舎は、電気工事と消防点検をワンストップで提供できる強みを活かし、施工の死角をなくします。確実な安全対策で、お客様が心からリラックスできる施設づくりをサポートします。まずはお気軽にご相談ください。
■サウナ・個室の安全対策なら「松電工舎」にご相談ください!

株式会社松電工舎は、大阪府堺市を拠点に、店舗・オフィス・ビルなどの電気・空調・消防設備工事全般を承っております。地域密着の施工会社として、サウナや個室店舗のオーナー様が抱える「設備の安全性が不安」「ニュースのような事故を防ぎたい」という切実なお悩みに、迅速かつ確実に対応いたします。
当社の最大の強みは、電気設備工事と消防設備点検・工事を一括で対応できる点です。通常、別々の業者に依頼することで発生しがちな「配線の接続忘れ」や「責任の所在が不明確になる」といったリスクも、電気と防災の両方の資格を持つプロが連携することで完全に防ぐことができます。点検で不備が見つかった際も、改修から報告までワンストップで対応するため、コスト削減と工期短縮も実現します。
松電工舎は地域密着のフットワークを活かし、定期点検はもちろん、単発のスポット点検や既存施設への後付け工事のご相談も大歓迎です。担当者が親身になってサポートするため、初めてのお客様でも安心してお任せいただけます。現地調査やご相談は無料ですので、「うちの店は大丈夫?」「一度見てほしい」など、気になる点は何でもお聞きください。お電話やメールフォームからのご相談をお待ちしております。
利用者様の命を守り、安心してくつろげる施設環境の実現を、松電工舎が全力でお手伝いします。
▼関連記事▼
サウナ消防法の基準を徹底解説!個室開業に必要な設備ルールと点検

