電気工事士が必要な理由とは?将来性と松電工舎でのキャリアプランを紹介


皆さんこんにちは。

大阪府堺市を拠点に、電気設備工事・空調設備工事・防災設備工事を手掛けている松電工舎です。


電気が必要不可欠なエネルギーとなっている現在、各種電気設備の工事を行う電気工事士は、とても重要な職業になっています。しかし、世の中が何かと混乱している昨今、「今から電気工事士になっても大丈夫なのだろうか?」と不安に思う求職者の方もいるでしょう。そこで今回は、電気工事業界の現状と将来性、電気工事士のキャリアプランについて解説します。




■電気工事業界の現状



最初に、電気工事業界の現状を簡単に確認しておきましょう。昨今の電気工事業界は、人手不足が大きな問題になっています。その背景にあるのは、社会における電気の利用が増加し、電気設備の設置やメンテナンスを行う電気工事士の需要も増えていることです。


近年のインターネットやスマートフォン、IoT(モノのインターネット)を含む情報通信技術の発達には目覚ましいものがあります。また、公共交通機関への電力供給や安全システム・防犯設備の整備、大型施設の運営、産業ロボットの操作・修理などにおいても、電気工事士の技術力は欠かせません。個人・法人ともに、電気工事の依頼は増え続けており、それが人手不足につながっているのです。


また、電気工事士は高齢化が進んでいます。経済産業省のデータによると、第1種電気工事士の資格保有者における50歳以上の構成比は、2015年度の時点で60%に達しています。第2種電気工事士は、取得に実務経験が必要ないこともあって若い有資格者も目立ちますが、それでも約半数が50歳以上です。


高齢化が進んでいる理由としては、電気工事士の仕事はハードであるというイメージが強く、若い求職者から避けられがちである点が挙げられます。これは人手不足に陥っている原因でもあります。今後、ベテランの電気工事士が一斉に退職すれば、さらなる人手不足につながるでしょう。若手への技術の承継にも支障をきたしかねません。


2019年時点での経済産業省の資料によれば、2020年には第1種電気工事士が2万人ほど不足し、2045年には2.4万人ほどの供給不足になると見込まれています。追加の資料は出されていないため、2023年現在での状態は不明ですが、おそらく予想通りの不足が発生していると考えられます。


電気工事の需要は、今後も決してなくなることはありません。社会を支えるために電気が必須である以上、電気工事士の供給不足や高齢化は、非常に大きな問題だといえるでしょう。そして見方を変えれば、電気工事士を目指す方にとってはチャンスが到来しているのです。


電気工事士の仕事内容については、こちらの記事もご覧ください。


電気工事って何をする仕事? 松電工舎での働き方や魅力を紹介





■電気工事士には将来性がある! その3つの理由



いろいろな課題を抱えている電気工事業界ではありますが、就職にあたって多くの方が気にされるのは「将来性があるかどうか」でしょう。結論からいうと、電気工事士は将来性抜群の仕事で、今からでも就職する価値が大いにあります。その主な理由は以下の3つです。



・活躍の場が多く、今後も増えていく

電気が必要不可欠な現代において、電気設備の新設や保守・メンテナンス作業は、必ず発生する業務です。あらゆる建物の新築やリフォーム工事において、電気工事士は活躍の場があります。つまり、需要が常にあるのに加えて活躍の場が非常に広いため、安定して働くことができるのです。


さらに近年では、さまざまな環境の変化によって電気工事士の仕事が増加しています。たとえば、電気設備への依存度が高いオール電化住宅の普及や、電気自動車(EV)の普及による充電設備の設置、再生可能エネルギー事業の強化による発電所の建設などは、いずれも電気工事士の仕事につながる要素です。


他にも、相次ぐ災害からの復旧・復興やリニア新幹線事業など、電気工事士が活躍できる場面は多岐にわたります。電気工事業界は、拡大を続ける将来有望な業界といえるでしょう。



・AIでは代替できない仕事である

近年ではAI(人工知能)が急速に発達しており、やがてAIが多くの仕事を担うようになるとされています。そのため、電気工事の仕事もAIに奪われるのでは……と考える方もいるでしょう。しかし、当面はその心配はありません。なぜなら、電気工事は人間の手でしか行えない部分が多いからです。


電気配線や電気機器を設置する工事は、想像以上に複雑かつ繊細な仕事です。また、常に感電の危険があるのに加え、もし施工不良があれば大きなトラブルを招きます。このような難易度の高い工事を自動化するのは、相当技術が発達しない限り困難です。


そのため、電気工事の仕事がAIに取って代わられる心配はありません。一方、メンテナンスなどの簡単な作業や勤怠管理などは、AIを活用することで現場の負担を軽減できる可能性があります。AIは決して敵ではなく、技術者の味方なのです。



・人手不足のため人材の需要が高く、仕事を獲得しやすい

前述したように、現在の電気工事業界は深刻な人手不足に陥っています。このままだと、さまざまな工事のスケジュールが遅れ、仕事を取って来たくても取れない会社が増えてくるでしょう。


だからこそ、電気工事業界への就職を目指している人材(特に若い方)は、多くの電気工事業者が求めています。つまり、今は完全な「売り手市場」であり、非常に就職しやすいのです。人材1人あたりの価値が高まっているため、給与などの待遇もよくなると期待されています。


したがって、今から電気工事士の資格を取得すれば、仕事の獲得に困ることはありません。活躍の場が広がっていくことも手伝い、いつまでも安定して働けるでしょう。もちろん、将来転職や独立を選択する際も大変有利になります。




■電気工事士のキャリアプラン



電気工事士に将来性があるとわかっても「自分は未経験者だし、実際どうやってキャリアを形成していけばいいのか不安……」という方もいると思われます。そこで電気工事士の一般的なキャリアプランを確認しておきましょう。


電気工事士になりたい時は、まず電気工事を行っている会社に入社します。新卒や未経験者の場合は、資格を持っていなくても基本的に問題ありません。多くの会社では、入社後に資格を取得することが可能です。前述したように最近の電気工事業界は人手不足なので、若い未経験者はどの会社も募集しています。


入社後は見習いとして、先輩のサポートや簡単な業務をこなしながら、電気工事を行うために必要な「第2種電気工事士」の資格取得を目指します。第2種の取得には実務経験が問われないので、しっかりと勉強すれば比較的早い段階で取得することが可能です。


第2種電気工事士の資格を取得した後は、電気工事の実務経験を積みながら、上級資格である「第1種電気工事士」の取得を目指します。第1種を取得すれば、中小の工場やビル、商業施設などにおける、500kW未満の自家用電気工作物の工事に携われるようになります。


第1種電気工事士を取得するためには、試験の合格に加えて通算3年以上の電気工事の実務経験が必要です。より仕事の幅を広げ、キャリアアップするためには必須の資格ですから、早いタイミングで取得できるよう計画的に勉強するといいでしょう。


第1種の取得後も、現場の管理業務に携わるために「電気工事施工管理技士」の資格を取得したり、電気保安のための責任者である「電気主任技術者」の資格を取得したりと、多くの道があります。十分な技術を身につけたら、独立開業するのもいいでしょう。電気工事士は国家資格のため、自身のスキルとキャリアを証明しやすく、他の職種にも活かすことができるのが大きなメリットです。




■松電工舎におけるキャリアプランと魅力


次は、松電工舎に入社した場合の、より具体的なキャリアプランをご紹介します。キャリアアップを目指す方にとっての、松電工舎の魅力もあわせて見ていきましょう。



・松電工舎のキャリアプラン

基本的なキャリアの流れは、前章で解説した通りです。入社後3年で大体の仕事ができるようになり、ひとまず一人前になります。5年目以降は現場担当者(現場における会社の代表者・責任者)を務めることができるでしょう。10年を超える頃には、業務を統括するポジションになれます。


キャリアアップの制度は、経験年数や持っている資格に応じて昇給・昇格していく仕組みです。資格手当や役職手当がつく他、資格取得支援制度があるので、資格の取得にかかる費用は会社が負担します。未経験で入社後、立派に成長して現場管理をしている社員もいます。



・松電工舎の魅力

松電工舎が担当する現場は、小規模な店舗からオフィスビル、大手の商業施設までさまざまです。業務内容も電気・防災・空調設備工事など幅広く、多様な経験を積むことができます。教育システムも整っており、幅広い経験と丁寧な指導を通じて、飛躍的なスキルアップが可能なのが弊社の魅力です。




■まとめ



電気工事士の仕事は常に需要があり、今後さらに需要が増大していくと見込まれています。AIに代替させるのが難しい仕事でもあることから、当面は仕事の獲得に困る心配がありません。人手不足や高齢化が問題になっている業界でもありますが、だからこそ若い人材が重宝され、就職しやすく高待遇で迎えられやすいのが魅力です。


多くの会社では経験や資格を問わず人材を募集しているため、未経験の状態から資格を取得し、電気工事のプロフェッショナルになることも可能です。手に職をつけて安定した働き方をしたい方や、社会を支える仕事がしてみたい方は、ぜひ電気工事士を目指してみてください。




■松電工舎で電気工事士としてのキャリアを築きませんか?



松電工舎では現在、電気工事士・消防設備士・管工事士として一緒に働いてくださる方を募集しております。弊社は大阪府堺市を拠点に、店舗やオフィスなどの電気設備工事・空調設備・防災設備工事を手掛けている会社です。


入社時は電気工事士の資格は必要なく、徐々に仕事を覚えながら資格を取得していただきます。資格取得支援制度があるのに加え、研修体制も充実。1人で作業することはなく常にグループで行動し、経験豊富な先輩が指導しますので、未経験でも問題ありません。大手商業施設などの施工依頼も多く、現場の仕事を通じて飛躍的なスキルアップが望めます。


そのため、真面目で規則を守れる方や礼儀正しい方、体力に自信のある方、そして成長する意欲のある方は、どなたでも大歓迎です。実際に未経験で入社して現場管理をしている社員もいる他、女性社員や外国人社員も活躍しています。もちろん、業界経験者や資格をお持ちの方は、経験や能力に見合った待遇でお迎えします。


さらに、労働環境の整備にも力を入れており、土日は原則として休日で、平日はほぼ残業がありません。プライベートを重視したい方は土日に休み、逆に稼ぎたい方は土日も出勤するなど、自分に合った働き方が可能です。もちろん、がんばりはしっかり評価して給与に反映させている他、福利厚生も充実しております。


働きやすい環境で専門的なスキルを身につけ、社会を支え将来性もある仕事をしてみませんか? 興味がある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。


詳しい情報は採用ページをご覧ください。


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